KoiOkubo さんの日記
2017
5月
16
(火)
00:05
本文
グラマーナチスとはGrammar Naziでつまり文法上の間違い重箱の隅をつつくように間違いを見つける人のことを言います。決してグラマーなナチス隊員のことではありません。
例えば、レストランで注文するときは正しくはI will have a cup of coffee.とか Could I have?です。でも時々I will take何々。。。という人が米人にも日本人にもいますが、それを聞いたたナチスさんは、ランチをどこにもっていくつもり?などとTakeを使ったことを揶揄する。
Can I come over? そちらに会いに行って良い?という質問ですが、ナチスさんの答えは Yes you canだけど俺は留守だよ。Can ではなくて May I?と言えという事です。出来るかできないかは自分が一番知ってるでしょう?....と May Iで聞くべきであることを推奨しているのです。確かに 米人との会話で May Iで聞くと Yes, you mayと気のせいかもしれませんが幾分丁重な反応が返ってきます。
最近更迭されましたがアメリカのFBI 長官が去年の大統領選挙直前にヒラリーに不利になる水を差してしまったことについて、Mildly nauseous(いささか気分が悪かった)が仕方がなかったと国会で弁明しましたが、翌日の新聞ではこれは正確にはNauseous でなくてNauseatedが正しいと指摘されてました。
それからHang の過去分詞はHangedとHungがありますが
Hungは洗濯物や絵画を壁に掛けるときなどに使いますが、
Hangedは絞首刑ですのでHungを絞首刑の意味で使うと大体は暗い話ですから
ジョークにはされませんけどGrammar Naziさんは物干しざおに人間も一緒に干されている光景を目に浮かべるのかも。
こんな話も聞いたことがあります。アメリカではタバコのTV Commercialは1禁止されてるから1970年以前の伝聞で恐縮ですが。WinstonというタバコのキャッチコピーWinston tastes good like a cigarette should! 『タバコ本来の良い味がする』の意味ですが、それを学校の先生やPTAの父兄や生真面目な人達がが団結して Tastes good as it should. Likeは接続詞ではないので間違いでASが正しい….と。大きな論争が起こりました。アメリカもずいぶん平和でだったんですね、その当時は。
そこでタバコ会社のWinstonはその広告をとりやめて新しいスローガンを作ったのですが今度は Whaddaya want? Good Gramma or good taste(良い文法と良い味どっちが欲しいんだい???)とめちゃくちゃ砕けたWhaddya(What do you)口語で居直ったそうで、TV Commercial恐るべしであります。
日本人が英語文法で少々間違えるのは当たり前、グラマーなナチスなどに気を遣わず、間違いを指摘されたら Whaddaya want? Good Grammar or my good story? 『おいらのお話と正しい文法どっちを聞きたいのさ!』と言ってやりましょう。
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