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KoiOkubo さんの日記

 
2014
8月 23
(土)
23:13
落語の三方一両損は究極のHonor System
本文
落語に三方一両損という話があるのはご存知でしょうか?

左官屋さんが三両はいった財布を拾う。落とし主は書付からある長屋の大工と解ったので届けに行く。
ところが大工は、書き付けは返してもらうが、落としたお金はもう自分のものでないから持って帰れと言って受け取らない。左官屋さんも強情で、金が欲しくて 届けたのでないと言って譲らずしまいには取っ組み合いの大喧嘩になり大岡越前の守の裁きを受けることになる。白州に出ても両人は各々言い分を述べて頑固に金はいらないと言い張った。そこで越前守は懐から一両出して「二両ずつを正直者の両人に褒美としてつかわす。2人とも三両懐に入るところを二両となったのだから一両の損。奉行も一両出したのだから一両の損。これ呼んで三方一両損なり」で無事解決した。

もう何年も前になりますが若気の至りからこの話の荒筋をあるアメリカ人にお話をしたら、『すごいHonor Systemの話だね』、とつまらなそうな顔でコメントしてくれました。日本人の義理と人情の世界を伝えようとしたのですが単なる正直者という解釈をされるとは、間違いとは言えないもののちょっとした肩透かしでした。でもその時にHonor Systemという言葉を始めて学ぶことができたのでよしとしました。日本ではこうだ、とかアメリカではああだという話ばかりするのは聞かされた方は退屈極まりなく、そういう人は出羽の守と呼ばれるそうで十分に自重したほうがよさそうです。(反対にどんなめずらしい光景や風習を見ても感動もなく微動だにしない人は憮然の守というんだそうです)

Honor Systemとは正直システムとか自己申告制というような意味で、Honesty SystemとかTrust Systemともいいます。たとえば職場のカフェテリアのCoffeeは一杯飲むと1ドルを横においてある貯金箱に入れておく、そんなのが典型的です。またシカゴみたいな大都市でも郊外の田舎道を車で走っていると、庭で取れたトウモロコシやトマトがテーブルの上においてあって、Honor Systemと書いてあり自由に野菜を取ってお金を置いていくシステムになっています。アメリカでは現金の扱いには油断も隙もあったもんではないというのが常識なんですが、なぜかこういう出来るのかと誠に不可思議です。売り上げの箱ごと取られたらおしまいだと思うのですが。。。。
他にはゴルフのスコア、タイムカードマシンなしの会社とか、レストランのチップもHonor Systemだと思います。


落語の話に戻りますが、越前の守は無事裁きを終えて正直な町民二人にご苦労であったと、ご馳走を振舞うのですが
空腹だった二人ががつがつ食べるのを見てお奉行様が、そうあわてて食べるでない!。。。と注意すると
いやぁ大岡(多くは)食わねえ 越前(一膳)で結構だ....という落ちになっています。
お後がよろしいようで。
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